『超可動ガール』が示してくれるオタクの夢[超可動ガール1/6 3巻][漫画感想]
超可動ガール1/6(3) (アクションコミックス(コミックハイ!))
- 作者: OYSTER
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2015/02/10
- メディア: コミック
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オタクの夢ってありますよね。
オタクの夢っていうか願望というか
ありていに言ってしまえばオタクなら共感しやすいテンプレ 的な想像といいますか。
ある日突然異世界に行って俺が世界とあの子を.....
ある日血の盟約に導かれて俺の能力が目覚めて..........
ある日小さいころに結婚の約束をした幼馴染のあの子が.......
みたいな
この漫画もそんな”ある日突然”な物語の一つです。
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この話は夫婦生活ギャグ漫画です
夫婦といってもただの夫婦ではありません
三次元の女性に興味がない自宅プログラマーの主人公 房伊田春人
何故か突然動き出してしまったアニメのフィギュア ノーナ
そんな二人が、なぜノーナが動き出したのかを考えながら夫婦になっていく話です
さて
僕がこの漫画で好きなところは
ノーナの若奥様なところです!
まず、ノーナですよ
彼女はフィギュアです
作中アニメ”少女→惑星探査.E.T.I-Girl No.9”の主人公
そして、そのアニメの設定通りの記憶で動き出したフィギュア
序盤は、アニメの設定である探査機として状況を把握しようとします
で、あるとき現実との違いに気づく
そこからですよ
若奥様ですよ!!!!
春人の気持ちを受けて、次第にそのストレートな思いに惹かれていくノーナ
やきもち焼きでころころと表情が変わるノーナを見ていると....
もうたまりません
この3巻でも大好きなシーンがあります
怖い夢を見てしまったノーナがウソ泣きで春人をあわてさせるシーン
今日だけ今日だけと思いながらもずるずるとウソ泣きで気を引いてしまうノーナ
チヤホヤされたい
こっちを向いてほしい
ひとときの幸せと分かってながらもそんなことをしてしまうノーナがもう可愛くて!
またこの話の春人が良いんです
そんなノーナのウソに対して
「俺とノーナがその・・・仮にも夫婦だというなら」
「これは「世の中」でなく「夫婦の間」でついたウソで」
「だから俺が許せば何の問題もない」
あくまで肯定的な春人がかっこいい
自分自身のオタクなところも肯定的にとらえる春人は見習っていきたい
というか羨ましい
そんな感じです